池上彰さんゴメン!本をちぎって、読んで、盛り上がっちゃいました。SOW!政治 vol.14レポート

政治へのモヤモヤをモグモグ解消すべく、ゆるゆると続けてきたイベント「SOW!政治」。昨年までは「対話」をなんとなくのテーマにしてきましたが、今年からのテーマは「学び」。政治で語るって言っても、知らないこと多すぎるよね、ということになり。何に学ぶかというと、恥ずかしくて聞けないことが多すぎるので、超入門書から。

しかし、単なる読書会ではありません。運営メンバーである神ファシリテーターの「てっちゃん」こと小笠原祐司さんがマスターしている「Active Book Dialogue(ABD)」という画期的な読書法にトライしたのです。このABDというのは、一冊の本を分担して読み、それぞれがまとめ、発表、対話をすることで本の全体像をつかみ、理解を高めるという手法です。これだと、本を持っていなくても、読んでいなくても参加できますし、ひとりの読書にはない気づきも得られたりするんですよね。

で、取り上げた本は、池上彰さんの「政治のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ (増補改訂版) 第3版」。まさに、自分も含めてそういう人のために始めたイベントがSOW!政治だったので、最初の学びにはピッタリかな、と。

 

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いつものように、ソーセージやサラダ、パンをモグモグしながらワイワイ話したあとで、ABDのスタートです。てっちゃんは、本を電子レンジでチンして、熱々になった本を参加者の数にちぎって分けていきます。参加者はそれぞれが読む章のぶんだけのページをもらい、40分で読んで、発表用の紙にまとめるという作業に入ります。

 

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人に伝えるとなると中身をよく理解しないといけないので、読書にも力が入ります。会場は、集中した学びモードで緊迫したテンションに。私も精神的に息を切らした状態でなんとか紙にまとめ上げ、壁に貼りました。

全員がまとめ終わり、紙を貼ったあとは発表。自分が読んだ内容を、3分でみんなにプレゼンします。3分、短いです。必死です。全員の発表は30分くらいだったでしょうか。とにかくわかりやすい池上さんの本ということもあったのだと思いますが、なんとなく、本の全体像と、政治のルールがわかりました。あとは、ひとりひとりがそれぞれ読んでおさらいすれば、基本の基本は頭に入るでしょう。

 

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基本の基本とはいえ、わかっているようでわかってないことが多かったなあと気づかされました。そして、ABDすげー、と思いました。読書がこんなに熱くなるとは。楽しくなるとは。SOW!政治の「学び」はまだまだ続きます。ADBも、これから深めていこうと思います。次回は3月を予定しています、みなさんぜひ、いっしょにモグモグ食べて、ガシガシ読んで、ペチャクチャ話しましょう。