18きっぷで会津の旅 【9】醤油蔵、味噌田楽
蔵めぐり、次はしょう油の蔵へ。
「金忠」という蔵に行き、
まわりをぐるっと見学。
売店でしょう油や味噌を試食して、
ここでもまたその深いおいしさにシビれ、
「濁り醤油」なるものを買う。
もろみが入ったコクのある醤油で、
なんと13世紀から造り方が変わらない醤油なんだそうだ。
ひととおり喜多方の街を歩いて、
もう見るものもなさそうだから、
また食に走ることにした。
「蔵見世」という大きな蔵を改造した見世で、
田楽のセットをいただく。
山椒みそ、じゅうねんみそ(ごまの味)、
甘みそ、ゆずみそなど、
素材にあわせてそれぞれ違う味の味噌が
塗られているのが凝っている。
味噌がついた素材を炭であぶるというだけの
シンプルなものだが、これがめちゃめちゃウマい。
会津でおいしいものをいっぱい食べたけど、
この田楽がいちばん気に入った。
帰りの電車までまだずいぶん時間があるので、
駅の周りをぐるぐる歩き回る。
う〜ん、人、いないなあ。
猫すらいない。
春ののんびりした空気の中、
1人でぶらぶらするのはとても気持ちいい。