おいしい手作りソーセージの条件は?SOW!政治 vol.15「民主主義の条件」

ソーセージをつまみながら政治を味わうイベント「SOW!政治」。3月10日に開いたvol.15は、ホリデースペシャルということで、手作りソーセージづくりから始まりました。

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手作りは今回で2回目。ミンチをねりねりし、ソーセージメーカーで羊腸に、詰め、グツグツゆでます。前回はゆでるところで羊腸に穴が開き、ミンチが飛び出すこともあったのですが、今回はゆでる温度に気を遣うことでなんとかすべて脱腸せずに仕上げることに成功SOW!政治は回を重ねることにメンバーの対話のスキルを磨いてきていますが、ソーセージづくりの技術も向上しているようです。

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ソーセージをつくっている間にすっかり打ち解けた気分になり、できたソーセージをモグモグする時間もおしゃべりが弾みます。お腹が満たされたあと、いよいよ本題のActive Book Dialog(ABD)に。前回に引き続き、ひとつの本を参加者で分けて読み、プレゼンで内容をシェアし、対話するという読書法で政治について学んでいきます。

 

今回の課題図書は砂原庸介さんの「民主主義の条件」。前回の池上彰さんの本は政治のしくみ全体についてわかりやすく説明する内容でしたが、本書は国民の意思を社会に反映させるための政党と選挙のしくみにフォーカスしています。世界各国、そしてこれまでとの比較によって、いま日本の民主主義が置かれている問題をあぶり出すかたちになっているので、短時間で読みこなすのはなかなか大変です。ところが、それぞれの人の個性がにじみ出る各章のプレゼンを聞くことで、ひとりで読むにはややハードルが高い内容にも興味が高まるところは、ABDならではだと思いました。

 

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イベントのあと、ひとりで本を読んでおさらいをしたのですが、ああ、これはあの人が言っていたあれだ、みたいな感じで記憶がよみがえり、本の内容が立体的に頭に入ってきたような気がします。

 

次回のSOW!政治は、5/14(月)。政治について話すときにありがちな、意見のちがう人どうしでの対話のコツを学ぼう、ということで、平田オリザさんの「わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か」をみんなで読んで、話します。ぜひご参加くださいね!