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 18きっぷで会津の旅 【3】飯盛山


ハイカラさんに乗り、
ぐるーっと回って次は飯盛山へ。


飯盛山には
会津でいちばん見たかったものがある。
それは、さざえ堂。
外から見ると雑巾をしぼったような
ねじれた形をしていて、
中はらせん状のスロープになっているという
不思議な建物。
人間の奇妙な心理と、
卓越した技術が生み出した奇形のお堂を、
ぜひ生で見てみたいと思ったのだ。


バス停を降りて
ゴチャゴチャしたみやげ物屋を過ぎると、
200段もの階段となる。
横に有料のエスカレーターもあるが、
使っている人はほとんどいない。
江ノ島の「エスカー」並みに人気がない。


息を切らせて階段を登りきると、
白虎隊の碑が立っている広場に着く。
ここは戊辰戦争のときに16、7歳の
青年で構成された白虎隊の20人が切腹した場所。
うわー、こういう場所、苦手だわ…。


靖国神社もそうだが、
戦争で亡くなった人を英雄として祭る場所に行くと、
私は居心地の悪さを感じる。
戦争で人が亡くなるのは悲しい話ではあっても、
美しい話ではないと思う。
白虎隊にしても特攻隊にしても、
残された手記などを読むにつけ、
被害者としての側面をないがしろしにして
英雄として奉ることに違和感を感じるのだ。


個人の誇りを国家の誇りと
同一化してしまうことで起きた悲劇。
もう繰り返して欲しくはないものだ。
切ない気持ちで手を合わせ、
さざえ堂に向かう。


さざえ堂は、
思ったよりも小さい建物だった。
変なものが、ドカーン!とある感じを期待していただけに、
ちょっと肩すかしを食らったような気持ちになる。


しかしせっかく来たからには
中をのぞかないわけにはいかない。
400円の拝観料を払って中に入る。


ギシギシいうスロープを登り、
登りきったところですぐに下りになる。
かつては内部に観音様がいくつか安置されていたらしいが、
今はその代わりに絵が飾られている。
とても地味で、へぇ〜という感じで終わってしまう。
あまりにすぐ終わったので、
もういっかいグルグル〜。
う〜ん、スゲー!という感じはないが、
見れば見るほど不思議な感じがする。


白虎隊が通ったという洞穴と、
そこから流れる川のさらさらした流れに
心を癒され、飯盛山を下る。


しかし、飯盛山って、
食いしん坊の「オレの夢」みたいでバカっぽく、
微笑ましい名前だなあ。



↑このツイスト具合、シビれるわ〜。



↑ソレといっしょにするのはどうかと…。