政治のしくみをアップデートすることをあきらめない!『ポリネコ』開発者、岩田崇さんをゲストに迎えたSOW!政治 vol.21

「選挙にはなるべく行くようにしてるけど、自分の思いがちゃんと政策に反映されている実感、ないんだよなぁ〜」
 
私も含め、多くの方が抱いているにちがいないそんなモヤモヤを、テクノロジーで解決すべくチャレンジしている方がいます。それが、ハンマーバードの岩田崇さんです。
 
岩田さんは主権在民の社会を政治で実現するため、コンセプト『ポリネコ(Political Needs Coordination)』を開発。市民が主体的に社会課題と向き合い、政策、そして政治家とのマッチングにより意思決定を可視化する取り組みをされています。先日行われたSOW!政治のvol.21では、そんな岩田崇さんをゲストにお迎えしました。

 

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ダチョウ肉のソーセージもご用意したモグモグタイムのあと、まずはレクチャー。今の政治をめぐるコミュニケーションの問題点と、それを解決するために開発された『ポリネコ』について、栃木県の塩谷町で実際に活用されている事例も交えて詳しくお話しいただきました。

 

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これだけ技術が進歩し、世の中も変化しているのに、選挙をベースとした意思決定の仕組みはずっと変わらないままって、やっぱおかしいよね。むしろ、無力感、無関心の芽を育ててるんじゃないかという疑念すら浮かびます。国政レベルではなかなか難しいと思いますが、地方レベルで、ポリネコのようなシステムが広まっていけばよいなぁ。

 

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レクチャーのあとは、実際にポリネコ的なことをやってみよう、というワークショップ。3人くらいのグループに分かれ、まずは参加者それぞれが気になる社会課題をリストアップ。テーブルに並んだ課題の中から、3つをグループ内で絞ります。そして、それぞれについて何が問題で、どうしていったらよいかを話し合います。そして、それを実現できる日本の姿を予測する、というワークショップです。
 
私がいたグループでピックアップした社会課題と、解決されたイメージは以下。
 
・教育…学びたい人が学びたいように学べる教育
・選挙…住んでいるところにしばられず、政策本意で合意形成できる選挙
・税金…多くの人が納得いく再分配が行われる税制
 
それを実現できる日本のイメージは、
「多様性があり、奥の人が納得できる。一方で、政策をお任せにできず、ポジティブな意味での自己責任が増す社会」
ということになりました。

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このワークショップを通じて感じたことは、「政治」と言うと遠いけれど、要は生きていく上での課題を社会のしくみを通じて解決していく方法なのだということ。その一方で、日々なにかと忙しく過ごす中で、じっくりと自分をめぐる社会のあり方について考えたりすることがないことに気づかされました。また、選挙のあと、議員の活動をカンタンにモニタリングできたりしたらなぁ、なんてことも考えました。
 
てなかんじで、ふだんじっくり考えたり、思うところを気軽に話したりできない政治というものについて、立場や知識の多い少ない関係なくフランクに話せる場、SOW!政治、またやります。
 
次回7月17日(水)に開かれるvol.22は、SOW!政治の原点である「モグモグしながらモヤモヤを語ろう」がテーマ。参院選の前ということで、政局についての話もよし、ソーセージをひたすら食べまくるのもよし。ざっくばらんにみんなで話せればと思っています。ただし、まずは人の話に耳を傾けて、いろんな意見を味わうというテーブルマナーは守っていただきますよ。
 
みなさんと SOW!政治でお話できるのを楽しみにしております!
 
Sow!政治 vol.22「モグモグしながらモヤモヤを語ろう」
▼日時
7月17日(水)19:30~22:00


▼場所
社員食堂ラボ
 http://shineshokudo.com/
▼費用
2,000円
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