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ムーミンに誘われて高山不動から八洲見晴台へ

妻がトレッキングシューズを新調したので、足慣らしも兼ねて低山ハイクに行こうということに。どうせなら、登ったことがなくて、山だけじゃないお楽しみがあるとこがいいよねえ。ということで、 奥武蔵の高山不動に行ってきました。

 

ちなみに妻の新トレッキングシューズのブランドは「oboz」。はじめて見るブランドだったのですが、ググってみると、どうやらすごくこだわって靴をつくっているみたい。一足売れたら一本苗木を植えるとのこと。履き心地もよかったそうですよ。

 

さて、秩父方面の西武池袋線は満員。ゴールデンウィークですね。下りはいつもは空いているのでナメてました。飯能で秩父線に乗り換えて西吾野まで。満員電車の立ちっぱは山登りよりも消耗する。これからは池袋で空いた始発を待って、座って行くようにしよう。

 

西吾野に着いたらまず深呼吸。おいしい空気を胸いっぱいに吸い込んだら、満員電車の疲れも吹き飛びました。さあ、歩くぞう。登るぞう。靴紐を結び直したりストレッチしたりしてのんびり出発。先に出た人についていく形で登山口へ。登山口には木工所があり、道案内には木でできたムーミンやウサギさんがついているのがかわいいです。

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 高山不動には萩の平茶屋跡を通る西周りのコースと、「パノラマコース」と名付けられた東周りのコースがあります。ここは素直に、パノラマっちゅうくらいやからこっちのほうが景色がええんかな、くらいの気持ちでパノラマコースへ。これは正解。ところどころ開けていて、景色が望めるゆるやかな登りでした。

 

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西周りの道と合流する石地蔵がある分岐点からの尾根を歩いて、ほどなく高山不動尊に。なんでも関東三大不動尊のひとつといわれる、ありがたいお寺らしい。歴史の長さと信仰の深さを感じさせる風格のあるお堂は、外観もさることながら、入ってみてその迫力に息を飲みます。整った材木ではなく、生命力を感じさせる曲がった木がそのまんま使われているのです。煤けた仏像も迫力があり、なかなかの見ものです。

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ここは水場が充実しています。お昼は焼うどんとソーセージだったのですが、こんだけ水を使えるのなら、ラーメンとかもいいかも。お堂のまわりは文化財保護のため火を使えないので、石段を降りたところにある見晴台のようなところでワンバーナーを使って調理しました。

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焼うどんはマルちゃんのチルド。水が少なくてもほぐしやすく、小分けの醤油もついているので山で使いやすいんですよ。ちなみに、おやつに持っていったのは黒棒名門生梅飴あたりめ。息子のセレクトです。黒棒名門は軽くて甘くて腹持ちがするので、山登りにはいいおやつだと思いました。生梅飴も、すっぱさが疲れを癒してくれます。あたりめは、風呂上がりのビールのときに役立ちました(笑)。息子は平日は部活の剣道、休日は地元チームでの野球というスポ根野郎なので、体力を回復させるおやつをよく知っているようです。

 

お参りをし、お昼ご飯をつくって食べて、ひと息ついたら、関八洲見晴台へ。不動尊のお堂のわきを登って国道をしばらく歩き、山道に入ります。見晴台への山道はやや急なのですが、ツツジがきれいに咲いていて心が和みます。

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 坂をエイヤと登りきって、見晴台。お天気に恵まれ、360度山並みが眺められました。遠くにはビルがニョキニョキの都心も。あんなとこに帰るのかと思うと息が詰まりそうになりました…。

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 見晴台の真ん中にある奥の院に手を合わせて、下りです。エアリアマップを見ると、「ゆ」のマークといっしょに「休暇村奥武蔵 こもれびの湯」と書いてあったので、ここを目指して降りていくことにしました。山登りのあとのお風呂って、最高じゃないですかあ。

 

不動尊に戻り、ここかなあ、というところをひたすら下ります。地図を見るといろんな下り方があるのですが、なるべくアスファルトを通らない道を選んだつもり、でした。が、ほどなくして入った道は、ずーっとアスファルト。分岐などを見つけることができず、そのまま1時間ぐらいひたすら緩やかなアスファルトの道路を下っていきました。登山靴って、アスファルトを歩くと疲れるんですよね。特に私は足にピッタリの革靴なのでこたえます。なるべく道のわきの落ち葉が積もったところを踏むようにしながら、ダラダラとひたすら歩きます。

 

やがて集落に出ました。「休暇村奥武蔵はどこじゃい!」キョロキョロしていると民家の庭先に道標が。これはわかりにくい。そして、私たちが元々下りたかった山道からの出口も。ああ、ここから降りたかった。まあいいわ。とにかくすぐに休暇村奥武蔵へ行くべ。

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すぐなのかなあと思ったら、登りがありました。ここにきての登りはこたえます。そして下り。しんどいけど、もうちょっとで休暇村だ、お風呂だい。

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息を切らして休暇村へ。ゴォォオル!お風呂お風呂、と案内を見ると、お風呂は16時30分まで、と。時計を見たら16時10分。終わるがな。一瞬ガクッときたけど、気分を切り替えて、16時25分発の無料送迎バスで吾野駅に向かうことに。その間にカフェで天然水のかき氷を頭イテーと叫びながらかきこみリフレッシュしました。

 

吾野駅前の売店は昭和が生きてるナイスな外観です。店員のじいさんばあさんも味わいを添えています。大したもんは売っていないのがまたいい。

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吾野駅からの電車も激しく混んでいます。どうしてもお風呂はあきらめられず、桜台で途中下車。愛読している「東京天然温泉ガイド」に載っていて、いちど入ってみたいと思っていた久松湯へ。桜台、はじめて降りました。はじめての街は歩いているだけで楽しい気持ちになりますね。見る店見る店おいしそうに見えます。

 

北口を出て5分ほど歩いたところにある久松湯は、オシャレなマンションの入り口のよう。最初気づかずスルーしていました。私たちの山ルックに似つかわしくないオシャレ具合にやや緊張しつつ、普通の銭湯と同じ460円を払いお風呂場へ。いやあ、広々していてきれいでいいですなあ。お湯はしょっぱい温泉と炭酸泉の二種類。露天もあったり温度もいろいろだったりで、ゆっくり楽しめましたあ。山登りの疲れが取れるどころか、登る前より元気になった感じがしました。

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 待ち合わせに遅れたり下りのルートを間違えたり電車の乗り継ぎをミスったりといろいろうまくいかないことがありましたが、久松湯がぜんぶリセットしてくれました。終わりよければすべてよし。ゴールデンウィークらしい、楽しい1日でございました。