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映画「カンタ!ティモール」鳥肌のあと、あたたかい涙


「人間はときどき、小さな生き物の声を無視する。
 小さな生き物は声を出せないから、歌うんだ。
 大地は知ってる。」


昨日、greenzインターン鳥居真樹さんからのご招待で、
映画「カンタ!ティモール」の上映会に行ってきました。
まあ観に来てください!とのことだったので
予備知識もなく観に行ったのですが、
これが、感動的な映画でした。


「ねぇ仲間たち ねぇ大人たち
 僕らのあやまちを 大地は知っているよ。」


いちど訪れた東ティモールで青年が歌っていた
歌の歌詞の意味が知りたくて、
再び東ティモールを訪れる監督。
そこで見聞きした悲劇、そこで会った笑顔、
そこで聴いた歌で綴られるドキュメンタリー。


ドキュメンタリーといっても、
社会的な問題を理解させるというものではなく、
むしろ心の奥底にある何かに訴えかける映画でした。


「傷ついても、傷つけてはいない。
 だからきっと、救われる。」


東ティモールの人々の言葉は、
どれも強く、美しかった。
貧しい彼らの武器は、
誰にでもある良心に語りかけることだった。
たくさんの犠牲が必要だった。
家族を、大地を守り、独立するために。


私たち日本人は、
爆弾に怯えることもなく暮らしている。
でも、本当に意味で独立しているだろうか。
世界に対して責任を持って行動しているだろうか。


「何のために必死で働くのか。
 自分たちは満腹になるだろう。
 でも、子どもや孫が飢え、
 奪い合うようになるだろう。」


いまも資源を巡る争いの中にあり、
オイルマネーによるバブルが起きつつある。
そこには、日本の影もある。


ぼくらは、いつまで奪い合うんだろう。
いつまで空と大地、そして命を傷つけるんだろう。


「甥とか姪とか、従兄弟といった言葉がない。
 みんながお母さん、みんなが自分のこども。」


自然の見えない力を信じ、
人を信じる東ティモールの人たちの
歌と眼差しは、心に大きな疑問と、
小さな希望を残してくれた。


この映画「カンタ!ティモール」は、
配給会社を通して映画館で流すのではなく、
ひとりひとりが自主上映するかたちを取っている。
お互いの顔が見えてるくらいの小さな空間で
みんなで観て、話をしてほしい、という
監督の願いがあるからだ。


これからも自主上映があると思います。
ぜひ、観ていただきたいと思います。
また、自分でもやってみたいという人は、
気軽に問い合わせてみてください。


映画「カンタ!ティモール」
公式HP http://www.canta-timor.com/