18きっぷで会津の旅 【7】酒蔵見学、そして喜多方ラーメン


会津ライナー」と同じく、
赤いカラーに赤べこが描かれた普通電車に乗り、
10時過ぎに喜多方に着く。
ここは会津若松よりも人が少ない。
日曜の朝というのもあるだろうが、
本当に人が歩いていない。
朝から晩まで人が絶えない東京に住んでいると、
とても不思議な感じがする。


喜多方は蔵の街。
まずは酒屋さんの蔵を見せてもらおうと、
「大和川酒造」の蔵へ。
ここはお店の人が工場として使われていた
広〜い蔵を案内してくれる。


喜多方に蔵が多いのは、
かつて江戸時代に大火事があって町中が燃えたときに、
蔵だけは焼けずに残っていたことから、
蔵を屋敷とするところが増えていったからだそうだ。
今でも2000以上の蔵が残っているというからすごい。
蔵ってサステイナブルな建築物なんだなあ。


喜多方は山の良質な雪解け水が豊富なので、
酒や味噌、しょう油造りにとても向いているのだという。
酒づくりについての話を聞いたあとは、試飲コーナー。
たくさんのお酒を飲み比べできる。


私はお酒は苦手なので恐る恐る口にしたが、
この日本酒は、本当においしい!
口どけがまろやかで、すぅ〜っと体中が
リラックスできる味がする。
地元の水と米でできた本場の地酒。
けっこう飲んで、おみやげにと
しぼりたてのお酒を3本の小さな缶に詰めたものを
買って帰った。



ええ感じのほろ酔い気分になったら、
次は喜多方ラーメン
せっかくだから、食べておこう。


ラーメン屋は街のいたるところにあるのだが、
私が行ったのは「まこと食堂」というお店。
朝の7時半開店、というところに気合を感じたからだ。


「まこと食堂」は古いけど清潔感があり、
家族みんながセッセコ動いている勢いのある店。
ラーメン自体は普通においしかった。
水としょう油の街だから、
普通のしょう油ラーメンでもおいしいんだろうなあ。



<続く>