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 18きっぷで会津の旅 【5】いしだ屋旅館


会津若松の駅に戻り、
宿に向かう路線バスに乗る。

宿は、スゴいよ。
何がすごいかって、
値段がスゴい。
なんと一泊二食付きで3150円。


インターネット募金のサイト「イーココロ」から
リンクしてる旅行サイト「トクー!」から予約した、
「いしだ屋旅館」。


トクー!は前日、当日になるほど
料金が下がるという価格設定になっている。
3150円というのは、当日価格。
これにあと、トクーのマージン840円を加えても、
3990円で二食付きの旅館に泊まれることになる。
しかも、「イーココロ」から入って予約することで
寄付ポイントがたまるからうれしい。


バスで15分から20分走ったところにある
「慶山入口」降りてすぐのいしだ屋旅館は、
旅館というより普通の家といった趣。


遅いチェックインになるので
恐縮しつつ戸を開け、
「こんばんわー!」
すると親戚のおばちゃんといった感じの
おばさまが迎えてくれた。


さっそく部屋に案内していただく。
部屋は民宿らしくカギはなく、とても古い4畳半。
学生時代に友達が住んでいた文化住宅みたいな感じだ。
風呂、便所が共同というところもまるで文化住宅
カビ臭いのは気になるけど、
これはこれで落ち着く。


荷物を降ろし、部屋でボーっとしていると、
「食事の用意ができました」の声。
食堂の戸を開けると、
そこは食堂というよりもむしろ居間。
大きなテレビがあって、食卓が二つ並んでいる。


隣のテーブルでは家族連れが食事をしていた。
常連さんなのか、おばさんの親戚なのか、
その家族とおばさんはすごい仲良く話をしている。
子どもなどは名前で呼ばれている。


料理はかなりウマかった。
厨房(てゆうか台所)から次々運ばれてくる料理は
派手なものではないけど、
どれも丁寧に作られていてとてもおいしかった。


献立は、リンゴと豚肉のソテー、
菜の花のおひたし、イカとネギのぬた、
カツオのおさしみ、小さな白身魚
(名前忘れた。でも小さいからナイルパーチではないハズ)の天ぷら、
茶碗蒸し、具だくさんのお味噌汁、
そして桜の塩漬けで炊き込んだごはん。


どれもおいしかったけど、
特に桜の塩漬けの炊き込みご飯がおいしかった。
おかずといっしょに食べるのがもったいなく思えたほどで、
おかわりもしっかりいただいた。


おばさんと家族連れの和やかなムードは
見ていて幸せだったけど、
友達の家に帰省シーズンにおじゃました、
みたいな居心地だったので、食後は
少しお話してそそくさと部屋に戻り、
古いタイル風呂のぬるいお湯につかり、
すぐに布団に入る。


布団に入ると、
今日あったことを思い出す間もなく、
すぐに眠りについていた。


ぐっすり眠って翌朝。
天気予報では雨っぽかったけど、
薄く晴れている。
私はホントいつも
天気には恵まれている。


7時に朝ごはんを食べに行くと、
家族連れがテレビを見ながらマッタリ食事をしていた。
「おじゃまします」といった感じで食卓につき、
朝ごはんをいただく。


献立は、
ほっけの塩焼き、たまご焼き、ダイコンおろし、
生のりのお味噌汁にごはん。
もちろんおいしい。


おばさんや家族連れとちょっとおしゃべりして、
すぐに荷物をまとめてチェックアウト。
今日も朝から歩きまわるのだ。


さよなら、いしだ屋旅館。
看板に「旅のわが家」と書かれていたけど、
ほんと看板に偽りなしの、
アットホームな宿だった。



<続く>