BeGood「代替医療入門3」(1)


昨日は久々に
BeGoodCafeのイベントに行ってきました。


会場でとったメモを元に
内容を何回かに分けてレポートします。


今回のテーマは「私を癒すイメージの力」。
中心となるのは、心理的なアプローチで
病気を癒す「サイモントン療法」のお話。


トークは、
「元気になれる服」をつくる、うさとさぶろうさん、
代替医療の第一人者、上野圭一さん、
サイモントン療法セラピストの川畑伸子さんの3人。


私はちょっと遅れて、
上野さんのトークから参加した。


上野さんは、
今回のテーマに即した自然治癒力の話をされた。


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「私」という概念は
言葉とイメージを持つ人間特有のものであり、
それは単純に皮膚の内側、外側で
分けられるものではなく、
非常にあいまいなものである。


そして、「癒す」ことはできても、
物理的に元に戻るという意味で
「治る」ことはできない。
生きるということは、死に向かうプロセスなので、
「癒す」ことは元に戻ることではなく、
新しい自分になること。


現代医療の問題点は、
それが持続不可能であること。
まず、大量の医療(有害)廃棄物を生み出している。
日本はフィリピンンなどの外国に
医療廃棄物を捨てており、世界に迷惑をかけている。


また、抗生物質を多様することで、
耐性菌が大量に生まれ、
それが薬が効かない病気を生み出したり、
院内感染の原因になったりしている。
「今がしのげればいい」という
刹那的な構造になっている現代の医療は、
色々な面で行き詰まりを迎えている。


いま世界中で代替医療を求める声が高まっているが、
それは危機的な状況が世界中に広がっているということ。


これからは本当に
持続可能な医療に向けての転換が必要とされている。


病院の語源は「hospital」。
ホスピタリティ、つまりもてなしの心が大切なのに、
今の「病院」は病気の居場所にしかなっていない。


また、病気の語源は「disease」。
安楽でない、というところからきている。
翻訳として「病気」、
つまり「気を病む」というのは適切だった。
この意味を素直に取ればいいのに、
近年では医学会では「疾病」という言葉を使って、
気の部分をおろそかにしている。
そこが現代医療の限界だったりする。


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<明日も上野さんのお話、続きます…。>


●BeGoodCafe Tokyo vol.97
代替医療入門3 私を癒すイメージの力」
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